V-Drumsを使ったレコーディング
こんにちは。ドラマー&パーカッションニストのHIKOです。
ミュージシャンのライブサポート以外の仕事について、書いていきたいと思います。
ずばりV-Drumsを使ったレコーディング!・・といっても、今回が初めてなんですけどね。笑
できるかなー。。ちょっと難しいかなぁ。。面白そうだからやってみよう!って感じです。
なんでも準備が整ってからやろうとすると遅すぎますからね。
V-Drumsは、DIRECT OUTから、まるで生ドラムをレコーディングしたように各パーツの音をオーディオデータで録ることができます。
ただ、OUTは8系統あるので、今持っているインターフェースでは録りきれない。
それにオーディオデータだと、後で色々いじくるのにエンジニア並みのスキルが必要。。
・・といった理由から、レコーディングといっても、基本MIDIで録ることにしました。
ただMIDIだけだとどうしても生々しさに欠けるので、ハイハットとライドだけは、オーディオで録ることにしました。
※※ここから専門的な内容を含みますが、検索しても出てこなくて、苦労した部分を書いていこうかと思います。※※
環境はこんな感じ。
PC : MacBook Pro
DAW:Logic Pro X
オーディオインターフェース : Steinberg UR44
楽器:Roland TD30KV-S
セットした環境はこんな感じです。
まずはV-Drums側。MIDIケーブルをMIDI OUTに接続。
そして、V-Drumsは、DIRECT OUTの3がハイハット、4がライドなので、そこにシールドを接続。
そして、MIDIケーブルの方を、オーディオインターフェースのMIDI Inputにつなぎます。
DIRECT OUTからとった2回線を、インターフェースのInputにつなぎます。
インターフェースからPCは、USB一本!デジタルはこういうとこほんと便利ですね。
そしてここからは、PCのDAW側の操作。
プロジェクトを立ち上げたら、これをしないと本当に何も始まらない!!
環境設定→詳細の、”詳細ツールを表示”をチェックしないと、わりと大体の設定メニューがそもそも表示されません !!
まずはここにチェックをいれます。
次にMIDI用のトラックを作ります。新規トラック作成を選択して、音源メニューから、Drum Kit Designerを選びます。
トラックを作ったら、こんな感じの画面になるはずなので、赤丸のとこをクリックします。
そうするとこのエディター画面が開くので、Input MappingをGM→V-Drumに変更します。
これをしないと、シンバル類がうまく割り当てられないので注意です。
あとは、DIRECT OUTから録る、ハイハットとライドシンバル用のトラックも作ります。
たった3トラックで、最低限のドラムレコーディング環境が完成です!
生ドラムじゃなくても、これだけで以外と生々しさがでます。
MIDIなので、音色も後から自由自在。
「ここまできたら、もう打ち込みと同じやん。」
と言われると、たしかにそうかもしれないと僕も思うのですが。。笑
ただやってみた感じ、MIDIというデジタルな方式に変換されても、自分のドラムの感じは出るな、と思いました。
多分、程度の差の問題で、デジタルだろうがアナログだろうが、一発録りだろうが、多重録音だろうが、演奏した本人の”何か”は、ちゃんと音に残るんだと思います。
今回新しいことばっかりで大変だったけど、面白かったなぁ。。
またこういう制作系の案件があれば、ブログにアップしたいと思います!